論文『Co-speculation for Future Personal Data Use—Toward Shared Authorship of Future Technology Use Scenarios Among Multi-stakeholders』を世界デザイン会議2023 研究・教育フォーラムで口頭発表 - CoDa ーデータのあり方の未来を共創する

2024/04/16

論文『Co-speculation for Future Personal Data Use—Toward Shared Authorship of Future Technology Use Scenarios Among Multi-stakeholders』を世界デザイン会議2023 研究・教育フォーラムで口頭発表

2023年10月に千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュートで開催された、世界デザイン会議2023 研究・教育フォーラムで、CoDaの北崎允子が論文『Co-speculation for Future Personal Data Use—Toward Shared Authorship of Future Technology Use Scenarios Among Multi-stakeholders』の口頭発表をしました。

本論文は、テクノロジーの未来のあり方を、生活者と、サービス提供者や政策/法制度の策定者など専門家とが、共に考え創る方法論「Co-speculation」の第1フェーズと第2フェーズの活動経過と、今後の展望を記しました。

第1フェーズでは、第2フェーズの市民ワークショップの材料を集める目的で、15名の働く人たちへのエスノグラフィックインタビューを行い、データ利活用サービスを導入することで生まれた暗黙的なコミュニケーションや、新たなプラクティスを理解することができました。また、15名のインタビューから、データ利活用サービスに対する、異なる反応の典型として、9つのペルソナ仮説を導出しました。
第2フェーズでは、未来のパーソナルデータ利活用のあり方に、あまり関わる機会のない市民14名を対象に、市民ワークショップを開催しました。ワークショップは 1.ブレーンストーミング、 2.クリエイション、 3.批評 の3つのステップで進行し、発想を促すツールを用いて、自分たちや社会がこの先どうあるべきかを話し合いました。

CoDaのメンバーである北崎允子、赤坂文弥、武理一郎、小堀田良子、石垣一司による共著です。全7章・8ページ。