2025/08/19
CoDaは未来のパーソナルデータの利活用のあり方をめぐって、市民を含めた多様なステークホルダーが集い、学び合い、対話するための方法論を探求してきました。約3年間にわたる活動の中で、2つの共創ワークショップの開発と実践を通じて、市民参加のデザインに関する新たな洞察を発信してきました。このたび、本プロジェクトの締めくくりとして「市民共創でデザインするパーソナルデータの未来 ― CoDaプロジェクト報告会」を開催いたします。これまでの私たちの経験と発見を共有するとともに、今後のデータ利活用の未来、そして今後の市民の参加の道筋について、ゲストの皆さん、参加者の皆さんと広く議論したいと考えています。ぜひご参加ください。
開会のご挨拶(13:00-13:10)
プロジェクトの報告 (13:10-14:20)
クロストーク1「日本と参加、参加のはしごを登れるか」(14:30-15:10)
クロストーク2「企業の中にパブリックを作る」(15:10-15:50)
クロストーク3「市民と共につくるデータ利活用に向けて」(15:50-16:30)
体験版・データと未来の働き方を考える演劇ワークショップ(16:40-17:50)
開会のご挨拶(17:50-18:00)
プロジェクトの報告: 代表の北崎允子(武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 教授)から、実践とわかったことをダイジェストで報告します。会場の皆さまから質問やご意見を伺います。
クロストーク: プロジェクト内外からメンバーとモデレーターを招待し、それぞれのテーマに関して、議論を深めます。
体験版・未来の働き方を考える演劇ワークショップ: フェーズ３で実践を通して作成したワークショップの縮小版を行います。参加希望の方は当日お申し込みください。見学も可能です。
北崎 允子 (モデレータ)(武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 教授) :参加・コミュニティ・関係性といった人間社会の領域とデザインとの関わりについて、実践を通した研究と教育活動を行う。
赤坂 文弥 (産業技術総合研究所 人間社会拡張研究部門 主任研究員) :ソーシャルイノベーションのためのサービスデザイン、共創、リビングラボに関する研究を行っています。
一方井 祐子 (金沢大学 人間社会研究域 地域創造学系 准教授):科学を社会にひらくさまざまな試みについて、実践と理論をつなぐ研究活動を行っています。
坂口 和敏 (山口大学 大学院人間社会科学研究科 准教授):現代社会が抱える複雑な課題を対象に、人間中心、自然との共生、共創的視点を重視し、デザインを基軸とした学際的研究を行う。
小堀田 良子 (モデレータ)(NTTドコモビジネス株式会社 イノベーションセンター デザイン部門KOEL デザインリサーチャー) :サービスデザインや商品開発にむけた、フィールド調査や体験設計、共創活動を行う。
青木 寛晃 (武田薬品労働組合 中央執行委員長)： 組合員の雇用・労働条件・働きがいの向上に向けて取り組んでいます。また、共生社会研究分野の修士課程にて研究活動も行っています。
武 理一郎 (元 IT系研究員、現 某独立行政法人アーキテクト) :個人と社会システムの間に生じる、時として対立的な関係の改善を、IT系研究者の立場から目指している。
中村 優一 (ソフトバンク株式会社 研究開発エンジニア) :人に配慮したデータ利活用をテーマに、プライバシー保護技術やデータ活用基盤の研究開発に従事。
藤崎 千尋 (モデレータ) (一般社団法人Privacy by Design Lab 理事／TOPPAN株式会社): AI時代のデジタル倫理をプライバシーの観点から調査・普及啓蒙・社会実装のための取り組みを推進。
石垣一司 (合同会社エルダット・リサーチ＆コンサルティング 代表社員/一般社団法人MyDataJapan 理事・事務局長): ヒューマンインタフェース、人間中心設計、パーソナルデータ利活用などを担務。退職後、故郷にUターンし、地域のDXの推進に携わっている。
坂本 一仁 (株式会社フェアビルド 代表取締役/静岡大学 特任准教授)： ユーザブルプライバシーの研究に従事し、オンライントラッキングやダークパターン問題に対応。最近はエシカルデザインによる解決を模索中。
松岡 英治 (一般社団法人 安心ネットづくり促進協議会 部長):インターネットの利用環境を整備するために、様々な関係者が集う組織として設立された団体に所属し、活動しています。