論文『データ・ドリブン・ミスコミュニケーション ―パーソナルデータ利活用のあり方を市民共創するプロジェクトから見えてきたこと』をサービス学会 第11回国内大会にて発表 - CoDa ーデータのあり方の未来を共創する

2023/03/08

論文『データ・ドリブン・ミスコミュニケーション ―パーソナルデータ利活用のあり方を市民共創するプロジェクトから見えてきたこと』をサービス学会 第11回国内大会にて発表

2023年3月8日〜9日に京都大学百周年時計記念館で開催された、サービス学会 第11回国内大会「Serviceology in Designing the Future Society 未来社会をデザインするサービス学 - デジタル革新と創造力の両輪で価値共創の未来社会へ -」にて、論文『データ・ドリブン・ミスコミュニケーション ―パーソナルデータ利活用のあり方を市民共創するプロジェクトから見えてきたこと』を発表しました。

本論文は、テクノロジーの未来のあり方を、生活者と、サービス提供者や政策/法制度の策定者など専門家とが、共に考え創る方法論「Co-speculation」の第一フェーズの活動結果を記しました。

第一フェーズでは、第二フェーズの市民ワークショップの材料を集める目的で、15名の働く人たちへのエスノグラフィックインタビューを行い、データ利活用サービスを導入することで生まれた暗黙的なコミュニケーションや、新たなプラクティスを理解することができました。そこから、データ利活用が浸透すると同時に、人々の間で意図のすれ違い「データ・ドリブン・ミスコミュニケーション」が発生する可能性があると考察しました。また、15名のインタビューから、データ利活用サービスに対する、異なる反応の典型として、9つのペルソナ仮説を導出しました。

CoDaのメンバーである北崎允子、赤坂文弥、武理一郎、小堀田良子、石垣一司による共著。全10章・8ページ。